Kotobako

aboutworks

昏迷のサンクタム

白い月明かりが淡く降り注ぐ 

自分の影が揺蕩う乾いた大地

そっと闇に消える悲鳴

確かめる 

互いの胸の奥底で疼く傷を


足りない僕が虚しさで立てるさざ波に

揺れて静かに削り取られていく私


空に虹が架かる昏迷のサンクタム

約束破っても守り抜いても

逃げ込んだら少し零になれるから 

信じてきた原理を思い切り投げ捨てて

異端を選んで苦しむのは

振り返ればほんの一瞬


そんな正しい言葉だけ紡いでも

最初の綻びを直せはしない

ずっと闇に漏れる嘆き

傾ける  

互いの胸の奥底で眠る愛を


誰のものでもない星が流れる夜空

欲しい物すべて手に入れても

弱いままの心すぐ飢えはじめて

何度も交錯する相反する感情

手に入れたすべて失っても

強くなれる心求めてしまうよ


空に虹を架ける昏迷のサンクタム

約束破っても守り抜いても

逃げ込んだら少し零になれるから

信じてきた原理を思い切り投げ捨てて

異端を選んで苦しんでも

遠く深い矛盾見つめてく だから


天に弓を放て 覚醒のサンクタム

自分の中から展開する

この空白埋める色を探してゆく


2021

vocalist: 咲良ゆの 朱南レイ

arranger: Ym1024

昏迷のサンクタム -TABLETALK ROLE PLAY IN TOHO 20-