Kotobako

aboutworks

漆黒の投影は月夜に

清らかな月夜に 影は蠢く


似た者同士 腕を組んで森を踊る

輪っかが崩れるのを見下ろした

風音だけでは物足りない夜

オオカミに遠吠えさせようか


大地蹴ってどこまでも

続く裂け目追いかけて

命を懸けずにその愛を見せつけろ


月明かり遮る二人の影から

境界線が失われて

色濃くなる漆黒

大丈夫、君は私のために走りたいんだよ


分厚く塗られていく夜空をナイフで

削るとのぞくパステルカラー

生憎持ち合わせてない遺伝子

一度孤独を噛み締めようか


流星が地平線に

突き刺さるよりも速く

途絶える寸前の魂を嗅ぎつけろ


月明かり遮る二人の影から

境界線が失われて

色濃くなる漆黒

大丈夫、君は私のために走りたいんだよ


永遠を遠ざけない君にいつか重ねよう

背中に縫われた亡霊の翼


月明かり遮る二人の影から

境界線が失われて

ひとつになる漆黒

大丈夫、君は私のために走りたいんだよ

朝陽昇るまで


2019

vocalist: 朱南レイ

arranger: MISTRAY

漆黒の投影は月夜に -TABLETALK ROLE PLAY IN TOHO 18-天秤亭